ブランディング

価格でなく理由で選ばれる会社になるために

2025.08.25

値下げされるのは、伝えきれていないサイン。

「もっと安くしてくれませんか?」
お客様からそう言われた瞬間、どこか悔しさを覚えることはありませんか。

もちろん、原価やコストを削って価格を下げれば、目先の受注はとれるかもしれません。
でも、その先にあるのは「利益の薄さ」と「疲弊」です。
なぜなら、値下げ交渉をされるということは――
私たちの本当の価値が、まだ伝わっていないから。


安さで選ばれる会社から、理由で選ばれる会社へ

お客様が価格だけで判断するのは、
その商品やサービスの違いをまだ理解できていないから。

逆に言えば、価値がきちんと伝わったとき、
「安さ」ではなく「理由」で選んでもらえるようになります。

「なぜ、この会社なのか?」
「なぜ、この商品なのか?」

その“理由”こそがブランドであり、
モノクロの世界からカラフルな世界へ抜け出すための答えです。


ブランディングとは「価値を伝える仕組みづくり」

ブランディングというと、
ロゴやデザイン、広告などでカッコよく飾ることだと思われがちです。

もちろん、それらも大切な要素です。
ですが、根本にあるのはもっとシンプル。

ブランディングとは、
自分たちの中に眠る「価値」を呼び起こし、言葉にし、正しく伝え、
世の中に約束をする。

・理念や志という内側の色を掘り起こす
・社員全員がその色を語れるようにする
・お客様にとっても「選ぶ理由」になる

これができたとき、ブランドは強さを持ちます。


価格競争から脱却すると、未来が変わる

「安くしてください」と言われなくなる世界。
それは夢物語ではありません。

たとえば、フェラーリを値切る人はいません。
他の車であれば、値下げ交渉や他社と競合させたりオプションを付けさせたりするのに。
それは「車」ではなく「フェラーリ」を買いに来ているから。
値下げ交渉がされるのは、ブランドが「色」を発していないからでもあります。

正しく価値が伝われば、
・適正な利益を確保できる
・利益を人材やサービス強化に投資できる
・社員が「誇り」を持って働ける

こうして、会社も働く人もワクワクする未来へ変わっていきます。


ブランドはお客様をファンに変える

本当のブランディングとは、
「選ばれる」だけでなく「愛される」状態をつくること。
大きく見せたり、着飾ったりする必要はありません。

それは、お客様が価格で比較する存在ではなく、
「理由があるからこの会社」と、
誇りをもって応援してくれるファンになってくれることです。

そして、その瞬間に仕事はぐっとおもしろくなる。
安さで勝負する退屈な世界ではなく、
理由で選ばれるカラフルな世界が広がっていきます。


まとめ:値下げ交渉は“サイン”にすぎない

「値下げしてほしい」と言われたら、
それは単なる取引上の要求ではありません。
「まだ価値が伝わっていませんよ」というサインです。

そのサインに正しく応える方法が、ブランディング。

安さではなく、理由で選ばれる会社へ。
モノクロからカラフルへ。

VISTRISEは、その最初の一歩を一緒に踏み出すためにあります。

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